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願望
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ただ、欲しくて……………………。
「ん……………………」
僅かに寝返りをうち、悠斗は身体を動かす。
その脇では、大嫌いな兄隼斗が、自分を見つめているとは思いもせず。
「クス…………………可愛い……………」
隼斗の至福の時。
大好きな悠斗を独占出来る。
制服のブレザーを近くに投げ、ネクタイを少し緩めて寝ている悠斗の首筋からは、悩ましい鎖骨がちょっとだけ垣間見える。
「…………………も……………エロいんだから………」
唇に触れていた指をずらし、隼斗の手は悠斗のネクタイを捉えにいく。
シュル………………………
悠斗を起こさまいと、ゆっくりと外れていくネクタイが、シャツと擦れ合い、小さな音を立てる。
床に落ちる、悠斗のネクタイ。
手慣れた手つきで、隼斗は視線の邪魔をしていたネクタイを外すと、悠斗のシャツの中へ綺麗な指先を忍ばせた。
「悠斗………………ねぇ……………俺、身体疼いちゃってたまんないよ…………………悠斗が、欲しい」
指先に当たる、悠斗の鎖骨がまたより興奮を招く。
隼斗は顔を近付け、そのほのかに赤みを帯びた唇へ舌を這わした。
柔らかい悠斗の唇。
それだけで、既に下半身は愛しい身体を求めようと、興奮している。
「はぁっ……………ダメだわ……………挿れたい…………」
隼斗は下半身へ手を伸ばし、大きくなった自分のモノをまさぐった。
先っぽは、早々と粘っこく糸を引き、さっさと挿れてしまえと言わんばかりに、上へと向かってる。
「悠斗…………………」
たまらず隼斗は、悠斗の唇をソッと塞いだ。
じんわり熱くなる互いの、唇。
「……………………っん……………」
自分の唇に伝わる感触に、悠斗が微かな反応を示す。
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