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ギシ……………………
外は、まだ日が高い。
秋に近付く、日曜日。
初めて、悠斗は隼斗以外の身体を知る。
「はっ………あ……………りょ………っ」
シングルサイズのベッドが激しく揺れ、軋む音が部屋に響き渡る。
静かなエアコンのパネルだけが、規則正しく動いている中、悠斗の身体はシーツを握りしめ、息を荒くしていた。
涼と、セックスをしてみたいと口にした、悠斗。
若い二人が燃えるのに、時間はかからなかった。
「悠斗……………っ…………」
涼は悠斗の服をあっという間にはがし、その綺麗な身体へ舌を滑らせる。
大きく反応する悠斗がたまらなく愛しくて、指が自然に下半身をまさぐった。
悠斗は、やっぱり男を知っているのか?
予想外にスムーズに悠斗の中へ入り込んだ指は、ゆうに二、三本は沈んだ。
痛がりもせず……………………グチョグチョと、いやらしい音を立てている。
まるで、女みたい。
「あ…………っんぁ………………はぁ……あっ…………!」
涼の首筋に腕を回し、悠斗はもっと突いてと言わんばかりに、足を開く。
「もう………………悠斗、エロ過ぎ……………どこでそんなの覚えてきたんだよ………………」
そう言って、涼は悠斗と舌を絡ませる。
どこで?
自分以外に、誰かいるのだろうか…………………悠斗には、セックスをする男が。
目の前で、エロい姿を露にする悠斗に、涼は不安がよぎる。
「りょ…………………涼………………っ」
そんな涼にしがみつき、悠斗はその無駄のない肉体に、益々欲情を覚えた。
今から数時間前に隼斗に抱かれた身体は、男を受け入れる準備も出来ていた。
受け入れる、準備。
でも、隼斗とは違う。
「涼…………………気持ち…………ぃい……………っ」
そう、気持ちいい。
それは、悠斗が初めて知る快感。
隼斗に強いられていたものとは、明らかに異なった。
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