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外見
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「悠斗、行くよ?」
隼斗の部屋で、悠斗は溜め息をつき、顔を上げる。
「……………………ああ」
結局、負けた。
デート。
何が悲しくて、自分を犯し続ける兄と出掛けなくてはならないのか。
しかも、隼斗は七分の濃紺ジャケットに淡いグレーのUネックTシャツ。
シンプルだけど、これがまた女ウケが良い。
どうせまた、ナンパの嵐だろ。
引き立て役もいいところだ。
「………………悠斗、今日のシャツ、よく似合ってる」
「え…………………」
だってコレ、隼斗が買ってきたヤツ。
いつものように、着なきゃうるさいから、着てます。
「可愛い過ぎて、たまんない」
「ちょっ………………」
で、これまたお決まりの、チュー。
吐くぞ!
だから、嫌なんだ。
隼斗は、何処でも構わず求めてくるから。
デート。
先が思いやられて、憂鬱でしかない。
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