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俺の彼氏
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ごめん、涼。
俺………………兄貴が、好きなんだ。
明日、涼にちゃんと話そう。
俺は、隼斗を部屋のラグに押し倒し、そんな事を考えてた。
「あっ………………あ……悠斗…………っ」
「隼斗…………………隼斗っ……………」
近くのクッションを握りしめる隼斗の手を掴み、俺の唇は汗ばんだ身体を舐め回す。
隼斗の部屋………………?
オシャレだろうな…………………なんて考えてた事も、とっくに頭から消えていた。
男子の部屋に、クッションがある位だから、多分オシャレじゃねーの?
それよりも何よりも、乳首を立てらせ、身体を反らせる隼斗のエロさが、目を奪う。
「ゆ……………っ…………はっ…………ん」
「やっぱり………………隼斗が断トツ、綺麗………」
俺は、隼斗の唇へ舌を滑り込ませ、貪るように絡み付いた。
「悠斗……………っ………」
俺を見つめ、腕を背中に回してくる隼斗は、本当に綺麗だ。
誰の目にも触れさせたくない。
このまま、隼斗を閉じ込めて、俺だけの隼斗にしたい。
イカれた弟の発想は、ふと昔の隼斗をダブらせた。
ああ…………………そうか、隼斗も俺を…………こんな風に見ていたんだ……………………。
ようやくわかったような、隼斗の気持ち。
俺達、結局兄弟なんだな……………………。
お互い、同じ道を歩いてるよ。
「悠斗………………いいの………………俺で……」
高揚した眼差しを俺に向け、濡れた唇から舌を覗かせる隼斗に、俺の身体は益々発情していく。
下半身がガチガチに固くなって、もっと隼斗が欲しいって、わめいてる。
「ここまできて…………………隼斗以外に、誰が俺を満たしてくれるんだよ………………隼斗じゃなきゃ、ダメに決まってるだろ…………………」
「………………悠斗………………」
俺の言葉に、隼斗は瞬く間に涙を目に浮かべてく。
泣くなよ。
いつもは、俺の方が泣くばかりしてたのに、こんな隼斗…………………らしくなさ過ぎて、胸が熱くなる。
「……………………悠斗………………好き…………………ずっと、ずっと悠斗だけが、好きだったよ……………」
流れ出る涙で唇を光らせ、隼斗は俺にキスをした。
涙で濡れたキスは、ほのかにしょっぱい。
でも、何よりも気持ちが伝わってくる。
「…………………隼斗………………」
やっぱり、隼斗はキスが上手い。
重なる唇に、俺は息つく間もなく、墜ちていった。
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