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溺れる恋
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どんどん大きくなる。
キスを重ねる度に…………………。
「ん……………隼斗………ズルい……………」
唇を塞ぐ隼斗の口付けに、俺は声を振り絞る。
「だって………………悠斗が、可愛いから……………」
隼斗は俺の身体を抱きしめ、濡れた唇を舌で舐めた。
それだけで、また俺は墜ちていく。
エロい隼斗は、最高に若い身体を欲情させる。
「好きだよ…………………悠斗」
「……………………俺も、好き」
離れる事を惜しむように、俺達は唇を重ねる。
愛し合うと、こんなに気持ちいい。
まさに、そんなキス。
亡くなった父さん達が見たら、卒倒しそう。
俺達に、孫は望めないね。
多分、一生結婚出来ないから。
「悠斗の汗の匂い…………興奮するね…………」
「え………………野郎臭くない?めっちゃ汗かいたし」
シャワーを浴びたいと言った隼斗を、止めた自分が酷い奴に思える。
俺は、それ以上に汗かいてて、汗臭さより隼斗の身体を取りました。
「そんな事ない………………俺は、好き……………」
俺のシャツを捲り、隼斗は顔を胸元へ近付けた。
そして、そのいやらしい舌を使って、俺の乳首をジュルリと舐めていった。
「あぁ……………あっ……隼斗……………っ」
腕を床に着き、隼斗を見下ろしていた俺は、たまらず隣へ崩れるように転がった。
「悠斗………………っ………………ごめ………大丈夫?」
弟のリード、呆気なく奪われる。
4歳差って、経験がものを言うんだ、きっと。
俺の顔を覗き込む隼斗を見上げ、俺は悔しくて頬を軽く膨らませた。
5歳児か。
いや、この時点で俺、負けてるけど。
「ちぇ……………兄貴って、何でも優位だよな…………」
俺は、隼斗の顔へ手を伸ばし、負け惜しみのように呟いた。
いつも俺より早く経験し、俺より早く大人になる。
背伸びしても、まだその上に手を伸ばす。
「そ……………?でも、今日の悠斗…………とても男らしかったよ…………………俺が、凄く引っ張られた」
自分の顔に触れる俺の手をソッと掴み、隼斗は微笑んだ。
綺麗な微笑み。
女なんか、目じゃない。
充分、そそられちゃうよ…………………。
「……………………ホント?じゃあ、今日は……………俺が隼斗を女にしてもいい……………?」
女って………………!
もっと、気のきいた事が言えないのかと思ったが、弟には、これが精一杯でした。
「いいに………決まってる…………………カフェのトイレの時から、抱かれたくて仕方がなかった…………」
「…………………隼斗…………」
そう言って、俺に抱きついてきた隼斗を、俺は力の限り抱きしめ返した。
触れても触れても、触れ足りない。
溺れる先は、何があるのだろう。
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