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猛アタック1日目 ①
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宣言通り翌日から少しずつ雄哉くんが僕と意図的に会うように仕向けている気がした。
でも、僕はその度に走って逃げてしまっていて、何も進展はなかった。
「はあ、こんなんじゃ身がもたないよー。」
授業がすべて終わり、寮へ戻る帰り道僕は誠に弱音を吐いていた。
「それはしょうがないんじゃないか?一週間もすればいつもの生活に戻れるよ。健登が坂上に惚れなければな!」
誠はからかっているのか、そんなことを言ってきた。
「冗談でも、惚れるとかゆわないでよー!僕は普通なんだから。普通の腐男子!!見る専門だかんね!僕は女の子と恋をするの!」
「まだ、初恋もまだなのに。。てか、普通は腐男子じゃないし。そこからおかしいんじゃないの?w」
「BLはファンタジーなの!異性でも好き同士になるのが難しいのに同性でだよ?すごくない?!奇跡だよ!」
健登は興奮しながら誠に熱弁している。
「それのどこにハマる要素があんの。」
「それは、BLものを読んでもらわないとね?ってことで僕の持ってるBL漫画貸したげる!」
「え、、貸していらないよ。」
「そんなこと言わずに、!えーっと。」
健登は自分の鞄の中からいつも常備してあるBL漫画を探す。
「うーんとっ。どこやったけー。いつもすぐ見れるように鞄の中にしまってあるんだけどなー。」
「うわっまじか。どんだけ好きなんだよ(ちょい引き)」
「別にいいじゃんかー!ってほんとにないんだけど。机の中に忘れてきたのかなー。それか机の上とか、、、、やばい!!!」
「どうしたんだよ、大声だして。」
「あのね!あの漫画はね!すんごいえっちぃの!」
「はぁっ?どんなもん常備してんだよ(結構引きぎみ)」
「見られたらちょっとやばいよね?!」
「ちょっとどころじゃないんじゃないか?」
誠がそんなことをゆってくるので取りに行くことにした。
「僕取りに行ってくる!!」
「おう。」
「先帰っててー!帰ったら読んでね?♡」
カワイコぶりっ子してゆってみたらすごい怪訝な顔で見られた。
へへーっん!そんなの気にしないもんね!
そんなことを思いながら、誠と別れて漫画を取りに帰った。
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