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猛アタック2日目④
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ーーー試合開始
僕と誠は同じチームだ。
チーム内でディフェンスをかわしながらパスをしてゴールへと近づいていく。
「おーい!健登いくぞー!」
誠が僕にパスをしてくれるようだ。
はっきり言って運動できない僕からしたらみんなに迷惑かかるからパスをしないでほしい.....
目立ちたくないし。
でも、誠がパスをくれるならそれに僕は応えたい。
よし。ちゃんとパスを繋ぐぞ!
そう意気込んでいたにも関わらず、、
歩幅が合わず、蹴るはずだったボールを踏んでしまい、盛大に転んでしまった。
そして転んで着地する時に足を捻ってしまったようだ。
「痛っ。」
右足首をおさえたままうずくまっているとみんながどうしたのかと集まってきた。
僕の捻挫に気づいたクラスメートが大声を出した。
「大丈夫か、おい!捻ったのか?!」
「誰か保健室に運ばなきゃ!!」
「折れてないよな?」
口々にみんな心配してくれる。
結構痛かったが、心配させたくない俺は、
「大丈夫!ちょっと捻っただけ。たいしたことな」
「たいしたこのあるだろっ!!」
"たいしたことないよ"と言おうとした僕に後ろから息を切らして声を荒らげた誰かがそう言ってきた。
「へ?」
振り返ってみるとそこには雄哉くんがいた。
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