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夢翔の気持ちと祐樹の気持ち5
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お風呂でさっぱりして、リビングへ戻ると、ソファに座ってテレビを見てただろう夢翔と目がパチリとあった
そこで思わずバッと目をそらしてしまう
「祐樹さん、」
「夢翔ビールとか飲む?待たせてごめんね、なにかおつまみも用意しようか…ってもスナック菓子しかないんだけどね……」
「祐樹さん」
夢翔が俺の名前を呼びながらキッチンへと向かってくる
………お酒の力でも借りたいわけじゃないんだけど、なんだかんだお風呂に入りながら色んなことがフラッシュバックして…
た、頼むからこっちには、、
そう思う俺の心の声は夢翔に届くはずもなく
キッチンの入口からひょっこりと顔を覗かせる夢翔の姿
その顔はどこか不安と申し訳なさを滲ませていた
……俺は夢翔にあんな顔をさせたい訳じゃない
「ゆ、、さ……ご、ね…」
夢翔がポツリと
それだけ言うとキッチンに入ってきた
「ん?なにか…」
「ううん!なんでもない、飲みいいねって言ったの!!おつまみも楽しみだな〜スナック菓子とか久しぶりだよ」
「そ、そう……」
ちょっとどこか引っかかるけど、今こうして何かを取り繕っている夢翔を壊すのはダメだと思ったから、夢翔に乗ることにした
「え、夢翔はビールでいいの?」
「うん!焼酎とかは流石に今からはいい…かな、、ははは」
「そっか、そしたらビール持っていくね。夢翔はそこにあるお菓子向こうに持っていってくれる?」
「かしこまりました!」
ビシッと敬礼をしてお菓子を持って夢翔が出ていく
「俺、、がんばる」
その背中を見つめながら、夢翔が何を言ったのか分からないけど、俺も夢翔同様にポツリと呟いた
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