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………どうも、怪しいな……。
「おい、お前。ちょっとコッチ来い。」
「??はい??」
俺がそういえば、ヤツはベランダに足をつけ、ペタペタとコッチに寄ってきた。
プニッ
無防備な頰っぺたを掴み、横へと伸ばす。
ぐいーーーーーーっ。
「いひゃっ!?
いひゃいっ…!!」
うん。感触があるってことは、幻覚じゃねぇな。
パチンッと、掴んだ頰から手を離す。
「……な、なにするんですか!!」
ヤツは赤くなった頬をさすりながら、涙目で俺を睨んできた。
「お前が現実にいるかどうか確かめた。
信じ難いが、どうやら現実にお前は存在するらしい。」
「それだったら、もっと優しくしてくださいよっ!ほっぺ……痛いんですけど。」
「悪い悪い…。そう怒るなって」
よしよしと頭を撫でてやれば、ヤツは嬉しそうに受け入れる。
そして不機嫌な顔から笑顔が戻った。
「えへへ、しょうがないですねぇ…。」
(コイツ、チョロいな…。)
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