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「で、そんな天使のマコさんは、何しに天国から舞い降りたんだっけ?」
「マコじゃないです!まこっちゃんです!
だから何度も言ってるじゃないですか!
人間さん達の悩みを解決するため、俺は天国からやってきたんですよ!」
パタパタと羽を躍らせながら、そいつは生き生きと喋る。
「つまり、俺の抱えている悩みも解決してくれると。」
「そうです!」
「ドンときなさい!」とそう言って、彼は自信満々にポンッと拳を胸におく。
「じゃあ、俺を楽しませろ」
「え?」
「こちとら退屈な毎日送ってんだよ。
だから、楽しませろ」
「えーーっと……。あの、それはあまりに無理難題のような気が……。」
「何でだよ。天使様は、俺の悩みを解決してくれるんじゃないのか?」
「いや、そうなんですけど。それはあまりに大きすぎるというか…
もっと、具体的な悩みを言っていただけると嬉しいです…」
「あぁ?チッ…天使のくせに、我儘だな。」
「……すみません。」
いくら天の使いだからと言って、何でも解決してくれる訳じゃねぇのか。
なに期待してたんだ、俺は。
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