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「あ……マ、マキちゃん…。」
「……ゆうじ……。
お前……、また浮気しやがったなぁぁぁぁっ!!」
(ええっ!?)
この人たち恋人同士なの!?
「誤解だよ!マキちゃん!
今回のは浮気じゃないよっ!
ほら!みて!この子の背中、羽生えてーー「くたばれやぁぁぁぁっ!!!」グハッ…!!」
男の人が投げた鞄が、もの凄い速さでイケメンさんの顔面にクリーンヒット!
バタリと、イケメンさんが地面に倒れる。
(ひぇぇぇぇっ……!!)
ギラギラとした目が、今度は俺の方へと向けられる。
恐怖のあまり、両手を挙げて降参のポーズをとった。
「……お前……、コイツとどこまでいった…?」
「へっ!?…別に…何処にも行ってませんけど…。」
「ちげーーよ!お前は天然かっ!ピュアか!
キスまでしたのか!?それともそれ以上のことをしたかって聞いてんだよ!!」
「き、キスっ!?」
ボッと、顔が真っ赤に染まる
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