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神様の涙
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ーーー 一方その頃、天国では……。
「あのーー、神様…。」
「んーー?なんだい、キイチくん。
……ッハ!!これはもしや、愛しの我が弟からの手紙なのでは!?」
「いや、まぁ…そうなんですけど…」
「見せて見せて!最近手紙来なくて心配してたんだーーー♡」
バリッと封をあけて、その手紙に書いてあった内容を読み上げる。
「えーーっと、神様(兄ちゃん)へ。
ごめんなさい。地上で愛する人間さんを見つけてしまったので、天国には帰れなくなりました。これからは地上でその人と一緒に暮らします。年に一度は顔を出すから、それで許してね。
追伸、もしも2人の邪魔をしてきたら許さないから!
マコト…よ…り……。」
ひらりと、地面に手紙が落ちる。
「か…神様…?」
「………う、うわぁぁぁっ!まこっちゃーーん!!
何でこんなことにっ…うぅ……もう、任務なんて行かせるんじゃなかったーー!!」
「…………よしよし。」
大泣きする神様に、キイチは背中をさすって慰めたのだった。
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