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【R18】4
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「いえ、あの……、その……」
「何か問題でもあるのかい?」
不思議そうな顔をしてキスを止める。そして、レオナルドと目を合わせた。
「少年は俺とするキスは、嫌いかな……?」
「……!」
にやりと笑われながら指先でなぞるように触れられる唇。
嫌いなわけがない。スティーブンとのキスは自分が好きなものの一つでもあるのだ。
……だが。
そんなこと言ったが最後、何をされるかわかったものではない。
「どうなんだい? レオ」
「ん……っ」
与えられる熱としては冷たく感じるのに、酷く扇情的に感じたそのまなざしは熱く、そのギャップに慣れていないレオナルドの心臓が一つ跳ねる。
そして、レオナルドを煽るような艶のある声。
その温度差にレオナルドは身も心もすべて流されてしまいそうだったが、敢えてその気持ちは無視することにした。
そうでもしないと自分がもたないと直感したからだ。
レオナルドは直視できないその視線から反らすように、さらに目を細める。
「その……」
冷たい手で頬に触れられながら、出せる範囲のか細い声をスティーブンの耳に届ける。
「入れる、のは……無理、ですけど……」
「無理だけど……何だい?」
言いづらそうな顔をしてスティーブンを見つめる。
「言ってごらん?」
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