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【第2章】ヒラの思い
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ヒラside
はぁ、ほんっとに辛いなぁ…
大好きな人が目の前に居るのにその人は俺じゃない人の話をする。
しかも、恋の相談だよ?
俺は君が好きなのにさ…。
どうして君は気づいてくれないんだろう。
どうして、君は彼を選んだんだろう。
俺じゃ、駄目なのかな…。
そういえば、俺がこの気持ちに気づいたのっていつだっけ?
随分前だった気がする。
それに、どうして君のことを好きになったのかな?
君のことを好きにならなかったら、こんな辛い思いはせずにすんだのかな?
…でも、多分…いや、きっと辛い思いをするって分かっていても君のことを好きになっていたと思う。
だって、君の笑顔が好きだし、君の声が好き。
それに、優しいところも好きだし、友達思いなところも好き。
もう、言い出したら限りがない。
きっと、こんな思いを君に言ったら困った顔をして謝ってくれるんだろうね。
『ごめん、俺はこーすけが好きなんだ…』って。
今の関係も無くなるだろうし、君とはもう話せなくなるかもしれない。
我が儘かもしれないけど、それだけは嫌だ。
君がいなくなるなんて、俺にはきっと耐えられない。
友達としてでもいいから…相談役としてでもいいから、君のそばにいたい。
俺は頼りにならないけど、君のそばにいさせてほしい。
そう、この思いは、ずっとしまっておけばいい。
でも、もう我慢出来ないかもしれない…
俺も誰かに相談してみようかな…
そうしたら楽になれるかもしれない。
…迷惑になるけど、あの人に話してみよう。
もう、俺が相談できるのはあの人しかいないよね?
今日会うから、時間があるか聞いてみようかな。
…キヨの家に行くときフジと行きたいな。連絡してみようっと。
ヒラ「あ、フジ?あのさ、今日最俺の皆で実況撮るでしょ?
その時一緒に行かない?」
そう尋ねる。
そしてフジはいつものように答えてくれる。
フジ「別にいいよー!
あ、ヒラヒラ!今からヒラの家に行ってもいい?」
そう言われた。そんなの、俺の返事は決まっているわけで。
ヒラ「え?今から?別にいいよー!おいでおいでー!」
フジ「ありがと!じゃあ今からヒラの家行くね!」
ヒラ「うん!じゃあまた後でね、フジ!」
フジ「はーい、また後でー!」
フジが来るし、部屋片付けておこうかなぁ。
…よし、決めた!部屋を片付けておこう!
まあ、今ぐらい喜んでてもいいよね…?
ヒラの思いend
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