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いつの間にか腹を撫でていた手もなくなっている。
ならば、今はどこにあるか。
「ッオイ!何してるッ!」
慌てる三守の声とは裏腹に、金属音は鳴り止まない。
ついに、シュル、と布と擦れる音がした。
次いで、スーツのチャックの音。
ネクタイも取られた。
目隠しをしていた手を外し、三守の両手首を二都は握る。
強い力で目元を押さえられていたからか、視界がぼやけた。
三守は掴まれた両手首を開いて抵抗する。
外れない二都の手に、より一層力がこもっただけだった。
そのまま両手首を三守のネクタイで結び付けられ、頭の上に持っていかれる。
「三守」
二都の声のする方と反対方向に顔を背けた。
ささやかな反抗だ。
もう1度、三守、と言われた時には乱暴に三守は頭を掴まれた。
あの時と同じ。
まつ毛の長い、切れ長の目。
「目を閉じろ」
二都が言ったと同時に、口内に舌が入った。
「んぅっ!?…んっ…にっ、にとっ、ちょっ」
タイミングを見らって声を発するも、無駄に二都の舌を迎え入れるだけだった。
どちらのものともわからない唾液が口からこぼれる。
二都が、自身の唾液を二都の口内に流し込んでいるように思えた。
三守は思わず飲み下した。
「ん、飲んだな」
優しい声でそういいながら、三守の喉をなでた。
それだけでも充分快感につながった。
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