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居なくなった途端に。
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柊が飲み物を買いに行ってからは
俺もここを離れるワケにもいかず、またボールを目で追っていた。
しばらくして直ぐに足音が聞こえた。
随分と早くに買ってきたな…
「ねぇ、アンタここの先生?」
でも、振り返る先にいたのは柊ではなく、他校の制服を着た男子生徒…がちらほらと。
着崩した制服にはよく知らない学校の名前が書いていた。
…なんか久々に男らしい生徒を見たような気がするな。
この学園にいたら相当男子生徒に麻痺を感じるようで、一般的な男子生徒が珍しい…
突然声をかけられて驚いたが、多分迷子か何かだろう。
「…あぁ、そうだけど…こんな裏に来るなんて、迷ったのか?」
教師らしく言ってみた。
5、6人はいる男子生徒の集団はパッと表情を明るくした。
「聞いたか、やっぱり先生だって」
「この学園先生まで美形ってチート過ぎんだろ」
「うわーーーぁ…やべぇ」
「先生はちょっとまずいんじゃねぇか…?」
仲間内でなにやら話している。
…多分こいつら迷子じゃねぇな。
「まぁいいや、先生ちょっと俺らのお願い聞いてくんない?」
ひときわ背の高い男が俺に近寄れば、笑顔で言ってきた。
「え、嫌だ」
…柊待ってるしな。
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