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柊の提案。
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「先生は俺のこと嫌い?」
「嫌い」
「俺は先生のこと好きだよ」
その後もこんなやりとりが数回続いた。
カップルかよ、求めてねぇよ、うれしくねぇよ。
「俺は先生に見て欲しくて人気ナンバー1になったんだよ。先生俺のことなんてずっと見てもなかったから…」
ナンバー1になっても絡まれるまでは存在くらいしか知らなかったけどな。
「新聞見たよ。いつもは読まないけど、先生の載ってる回だけは全部とってあるんだ。個人的お気に入りは先生達にいたずらしてみたの回。殆どは旭川先生だけど…ちょっと映ってる先生の嫌がる顔。もう100回以上見てる」
「なんだそれ!?」
そんな回があるなんて知らなかった。いや、多分興味なさすぎて忘れてるか読んで無いだけなんだろうけど…いや、確かに旭川先生が言っていたような気もしてきた。
「この前の記事。先生3位以上目指すんだって?」
「あ…」
そうだった。
ビビッとピンクのくるくるに煽られてそんなことを言った記憶がある。
最近はすっかり忘れていた。
「俺先生が認められるのは嬉しいけど、上位の奴に好きな人が命令されるのは癪なんだよね。俺だけのお願いに聞いてほしいし。」
お前のもお願いじゃなくて命令だ。
「だから俺。先生が3位以上になるの手伝うよ」
「は…?」
「頑張ってね。先生」
そう言って柊はパチっとウインクをした。
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