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ぶかぶかの白衣。
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ー狭い、空き教室に天野と2人
俺達は閉じ込められた状態でいた。
「ぅぉおおおい!!!どうすんだよ!!アンタと2人っきりなんて絶対無理だって!!!」
「うるせぇ、俺も嫌だし。…誰か来るまで待つしかねぇだろ」
「嘘だろ!?こんなとこ来るヤツいねぇよ!!」
「や、きっと俺が職員室行かなかったら
旭川先生が逃げたと思って探しにくるだろう。」
「アンタどんだけ駄目な大人なんだよ…」
ジトーと、天野が呆れた目で此方を見てくる。
旭川先生には悪いけど、今の俺たちには先生しか頼みの綱が無かった。
どうしてこんなことに、なっちまったのか。
ふぅ、と
気を落ち着かせるために呼吸を下せば、薄汚れた白衣を脱いだ。
それを天野へ投げつけると「着ろ」と諭す。
風邪でも引いて、また俺のせいにでもされたらたまったもんじゃない。
「あ、ありがとう…」
言われるままに、体型に合わずブカブカの白衣を見に包んだ天野は目線を逸らして礼を言った。
「羽織るぐらいはいけるだろ。精液つけんなよ」
「アンタ本当一言多いなぁ…」
「うるせぇ」
天野の言葉に目を細めて言うも、ふ、と笑えば
旭川先生が来るまでは授業がサボれそうだと
教師とは思ない様な事を考えたりしていた。
…サボり万歳、いい言葉じゃないか。
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