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対処法は2つ………3つ。
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対処法は2つある。
何の対処法って、そりゃあもちろんマスクだよ。
俺にとってはサイフと家の鍵落とした並に大事だ。
対処法の1つ目は音楽室に取りに戻る事だ。
コレが1番単純でかつ簡単だが、問題は柊だ…多分…というか絶対まだいるだろ。それにマスクに気づいてたら厄介だ。
最悪授業に遅れる可能性が高い。
流石に旭川先生、もうフォローを入れてくれないだろうし、絶対怒る。
…出来ることなら避けたいルートだ。
2つ目は、新しいのを使用する。
予備用は丁度切らしててないにしろ、学校内には保健室がある。
あそこならきっと有り余るほどに大量にあるだろう…それとなく理由を付ければ難なく貰えるはずだ。
簡単かつ絶対じゃないか、時間もかからない。
決まり、後者を実行だ。
…そう思って俺は、職員室へ行く前に
保健室に寄ることにした。
幸い時間帯も生徒達が教室でいる時間で、誰にも見られないですむ。
念のため口元を手で隠しておけば完璧だ。
しばらくすれば見えてくる柔らかい色のカーテン。
よかった、無事保健室についた…
ーーが、
「………出張中」
扉には大きな文字でそう書かれた札がかかってあった。
「こんな時に限って使えねぇ!!!」
ダァァァンッッって、思い切り床に八つ当たりする。
だってこんな時だぜ…運の無さにも厄介な奇跡も嘘みたいだ。
できるなら嘘であってほしい。
音楽室に取りに帰るにも時間がそれを許してはくれなくて。
何かで隠すしかない。
強制的第3のルートが現れた。
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