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『二節/3』
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裏切りメンバー、アロク王子の意志で俺たちが向かう方向が決まった。
最終的には多分第1都1町だろう。
そちらに進む事になったから。
「そういえばアロクはどこの人?」
「村を焼かれ帰る場所さえない放浪者だよ」
「可哀想…」
「いやだから、それも嘘だろ?」
「お前、人をそうやって疑うの悪い癖だぜ?」
「俺の何を知ってる。てか前々から思ってたけどお前何色鬼なんだ?」
「見て解れよ!黄色だろ!?」
「黄色?髪は赤だぞ?」
「ふんっ田舎者はこれだから」
「?顔色は俺と変わらねぇぞ?」
「赤の中に黄色があるだろ?」
「メッシュかよ」
「すごいね、どうなってるの?」
「染めてんのか?」
「は?」
「は?」
「牙刃?」
どうやら、この世界には髪を染める道具は無いらしい。
ならば何故アロクの髪はメッシュがかかっているのだろうか。
「親父がな魔法使いでな実は」
.
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