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『二節/9』
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「お化け屋敷」
「…まじで?」
俺たちはムツルの案でテーマパークにやって来た。
ちなみに第4都9町である。
2コ町を素通りしたことになる。
少し気になる事が増えてくる毎日だ。
何故この地獄界にテーマパークが存在しているのか、表札が全て日本語なのか。
「元からこの文字なのか?」
「うん」
「お前どんだけ田舎者なんだ?」
「うるせぇ王子」
「お前、根に持ち過ぎるぜ?」
「根に持ち過ぎの何がいけない?」
「開き直りか」
「…元からこの文字か…」
「牙刃?」
「まっ悩んでも仕方がないから中入るか、お化け屋敷」
「ボクこういうの始めてでわくわくする!」
鬼に怖いモノなんてあるのだろうかと気になるので、お化け屋敷に入ることになった。
「アロク、金」
「金ってお前なぁ」
「入るってムツルが言ってんだから出せばいいんだよ」
「お願いアロク」
「……」
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