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第零章『追憶』
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学校では校則に縛られ死んだように授業を受けていた。
そんな学校生活にも一つだけ楽しみがあった。
それは昼休み。この時ばかりは生き返ったかの様に動き出す。
「牙刃、昼飯はもう食ったのか?」
「蜂須は?」
「これから」
「ふー…ん?誰そいつ?」
「ん?…あぁコイツ俺の弟の蜜琉」
「弟いたのか…よろしくミツルくん」
「は、はい」
ミツルと初めて会った時は、なんか可愛い奴と思っていた。
ただただ弟の様に感じていたのに…いつの日か人は変わってしまうのだ。
「僕、牙刃先輩が好きです!」
そう言ったミツルの顔は赤面。
マジ告だった。
「いや…俺は…男だし……こんなの蜂須の耳に入ったら殴られそうだし…」
「殴られ……でも僕…牙刃先輩が男でも好きなんです!今まで一緒に居たから…」
「…出会ったあの日はこれが目的?」
「!違います!あの日は…ただ側に居たくて」
「……悪いけど俺、男には興味ないから」
「それは、解ってますよ…」
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