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第二章『四節』
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「アロク王子が居ない?」
「うん、起きたら居なくなってた」
「銀行にでも行ったんじゃね?それかキャバクラ」
「きゃばくらって何?」
「ムツルは知らなくていい場所だ」
「ふーん…」
「にしても考えものだったな…」
「どういう事?」
「俺がもし、爆睡してたらムツルはどうする?」
「ボクも一緒に寝るよ」
「まぁムツルも寝るとしよう、その後のアロクはどうする?」
「うーん…アロクも寝る!」
「違う。アロクはムツルを父親の所に連れて行くだろう」
「えぇ!?どうして!?」
「どうしてって…アロクは王子だぞ?ムツルを捕らえる発案をしたのはアロクの父親、つまり王様だ」
「アロク…ボクを連れていくの?」
「あぁ」
「ボク…牙刃と離れたくないよ」
「…俺も」
「牙刃ぁっ!」
ムツルのハグ、なんか女の子みたいだ。
って女の子にハグしてもらった事アリマセン。
何せうちの学校男しか居ない男子校ですから。
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