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『四節/4』
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俺たちは宿屋を出た。
支払いはもちろんアロク王子だ。
アロク王子は多分「カードで」とか言って顔パスなんだろうな。
「よし行くぞ」
「顔パスだろ」
「は?」
「顔ぱすって何?牙刃」
「顔だけでなんでも出来る凄いモノさ」
「モノさってさわやかに言ってるが解ンねぇよ」
「はっ田舎者が」
「なんかムカツク」
「ところで次の町はどうやって行く?」
「車かバスか電車か馬車か」
「待てぇい!なんだそりゃ!?」
「ボクにも解らない」
「あ、ごめん。ムツルだけに」
「言葉になってるぞ?」
「さてと、歩いて行くしかないみたいだし、行くぞぉムツル」
「うん!」
「なぁそろそろオレのポジション、可哀相な奴から頼れる人にならねぇ?」
「ならねぇ!一生無理!」
「言い切るンじゃねぇ!」
可哀相な奴じゃなくて裏切りメンバーだしな。
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