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『六節/8』
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「牙刃…あのね…」
「ん?なんだ?」
「ボクお腹が空いた…」
そういや、そんな会話をしていたな。
アロク王子が何も出しやしないから話が止まってしまったが…。
「アロク、飯」
「オレが持ってるわけねぇだろ!!」
「ケチ」
「一発殴らせろ」
「ムツル、この都から出て町に行くか」
「うん!」
「無視するのだけはやめてくれる?」
とりあえず、部屋の中に居ても何もないので、部屋から出ることにした。
食料を探すためにアロク王子の案内で、食堂に向かうことになった。
やっぱりこういう時は王子だよな。
廊下をひたすら歩いていくと、そこには見覚えのある顔の鬼二人が立っていた。
「…ナルラ」
「ゴカル」
「?誰?」
「祝!スリーシックスを止めっとぉ!!」
「さすが双黒勇者と裏切りの王子様」
裏切りの王子様?一体どういう意味なんだ───…。
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