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『六節/11』
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「気をつけろよ…?」
「は?」
「……聞こえただろ!?白鬼…ムツルは」
「何も聞こえなかったぞ?」
「何言って…」
俺…だけに聞こえたのか?いや…幻聴か。
幻聴だとしても、ムツルがまたあの姿になるなんて…。
「ムツルを離せぇー!!」
───…考えられねぇな。
『牙刃が殺人鬼の様になって、どうするんだよ』
「うるせぇ!ムツルは俺が守るんだよ!」
『…うん。解ってるよ』
「ナルラぁー!ムツルを離せぇー!!」
「はい、どうぞ」
「え?」
「?」
「ツノは貰った」
「あっ」
「ツノなんか取ってどうするんだ?……まさか」
「鬼…じゃなくなった?」
俺のセリフを持ってかれた。
「アロクてめっセリフをパクるなよ!」
「セリフはこの際置いとけよ!」
「ツノぉ…」
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