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『七節/4』
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「早く、早く!」
「そんなに引っ張るなよ」
「兄貴、どっか出掛けんの?」
「あ、あぁ」
アロク王子を助ける為、勇者はまた異世界に旅出なければいけないのです。
いや、そもそもこのRPGには女性キャラが一人も出ない、ムッサイストーリーになってしまったのでアロク姫にしておこう。
「どこに行くの?こんな夜に」
「黒刃、お前も大人になれば解る」
「え、えっと…俺、気にしないよ?」
「は?」
「兄貴達が大声でナニしても、聞いたりしないから」
「って何か勘違いしてないか!?」
「なっ何言ってんの?俺は別に」
「扉開けるよ、牙刃!」
「ってムツル!?」
ムツルは待ちきれなく扉を開けた。
鬼門でもないのに地獄界に行けるのかと思ったが。
いらん世話だったようだ。
だが最初にみた場所ではなく、王都のどこかの景色が目の前に広がっていた。
RPGコンテニュー?
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