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『七節/6』
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扉を開けると、そこは……。
「食事だぁ!」
「おいしそうだね牙刃っ」
そう、食事が出されていた。
「食べたら怒られるよ、ムツル」
「えぇー…食べたいぃ」
なんだ?この胸にある引っかかりは…。
何がおかしい…。
「牙刃?大丈夫?」
「いや…大丈夫」
「食べてたっていう感じないな」
誰か教えて…、俺は何に引っかかっているんだ…。
何が引っかかるんだ…。
…この食事に?
この王都に?
そもそも俺は何でこんなことを感じる?
『術中にはまってンだよ』
誰だ。
お前は何者だ。
『出会った事があっただろ、俺だよ───…』
「コクハ!!」
「なっ何!?ビックリした」
「あ、いやお前じゃなくて……ん?」
「ん?」
「お前…コクハ?」
「黒刃だよ?やだなぁー忘れちゃったワケぇ?キバハ」
「ダウトだ、コクハ」
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