アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
『七節/11』
-
「大広間の前の扉の文字は読めなかっただろう?」
「あ…あぁ」
「本来その文字がコチラの文字だ」
「なんて書いてあったんだよ?」
「牙刃の知っている言葉」
「は?」
「戻れ、目が覚めれば夢であったと思える…」
「待っ俺の知ってる言葉ってなんだよ!?」
そして俺は目を覚ました。
地球、俺の部屋、ベッドの上で……。
俺は、いつものように起きて、いつものように制服に着替える。
リビングに目をやると母親と父親が会話をしている。
俺はそのいつものを横目で玄関に行き扉を開け、学校にへと向かう。
いつものように、同じように生活をしている。
「これが……いつも」
「遅くなっちゃった」
「遅れた」
いつもの風は変わった…。
いや、前とはもう同じ風は二度と吹かない。
同じように見える毎日の生活も同じではないのだと、知る。
「六鶴、亜肋…遅い」
『6、ダウト』
END
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
73 / 73