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好き。
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「...うそだって。...ありがと日向?」
つまみ食いされる!って思って、慌ててキッチンに向かう陽樹を追いかけた。
そしたら、いきなり俺の方を見てお礼をいってくるから、超びっくりした。
「えっ、あ、....か、感謝しろよな!」
焦って変な返しをしてしまった俺を見て、陽樹は静かに笑った。そんで、ぽんぽん、って頭を撫でてからリビングの方に行った。
.....俺は多分、顔が赤くなってた。。
けど、ばれてないよな?って思って、陽樹の方を見ないで言った。
「ご飯、もう食べるんだろ??」
そしたら案の定、おう。って短い返事が返って来た。
ご飯を盛りながら、ちらっとアイツの方見たら、シチューがよっぽど嬉しいのか、漫画読みながら口元が緩んでた。
.....幸せそうなやつめ。
心の中でそう毒付いてみたけど、本心は、すっごく嬉しかった。
......俺が意地悪ばっかしてくる陽樹を好きな理由は、こうゆう所にもあった。
いつもは、俺様みたいな顔してるし、何でも出来るし、くそ意地悪だし.....(他にも色々あるけど)。でも、たまーに俺に優しくしてくれるとか、たまーに優しく笑う所とか、たまーに素直な所とか。
自分でも、なんでこんな奴。って思う時もあるけど、心の底から陽樹を好きなのは、本当の気持ち。
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