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やだぁ!
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「怒ってるだろ....?さっきの...俺のせいで」
びびりながらも、少しずつ伝えたい事を話した。
「...、さっきのはね、違くてさ、あの.....」
一番言いたい言葉が出てこない。
「なに?」
陽樹の方を見ると、俺と反対側の方を見つめてた。それを見たら、じわって胸が苦しくなった。
「......っ、はるきぃ....、俺のほー、みろよぉ....っ」
ぐいぐいと陽樹の腕を引っ張った。
「はっ....?おま、なんで泣いてんだよ....!」
「ごめんなさいぃ....謝るからぁ、さっきの嘘だからぁ.....っおこんのやだぁ....っ」
一度あふれた涙と言葉は止まらなくて、全部出てきてしまった。
どうしよう、陽樹に迷惑掛けてるかな。
ぐすぐすと鼻をすすって、陽樹の腕を掴んだまま目を擦る。
「....ひなたぁ、お前ほんとばか。」
.....っ、せっかく頑張って言ったのに、また馬鹿とか言われたし...!!!
「っぅ、ばかじゃ、ねぇ、もんっ、ばかはるきぃ、っ」
息があがって、上手く喋れなかったけど、俺なりに言い返した。
「......はぁ、ったくお前はなぁ、.........俺は怒ってねぇよ...」
次は、ちゃんと俺の目を見て話してる陽樹がいた。
「......怒って、たじゃん、」
若干睨みながら言う。
意味わかんねぇし....、あんなに怒ってたくせに....!!ちょっと俺もいらいらし始めた時、陽樹は言った。
「怒った振り、してただけだし?」
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