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嘘
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「..........はる....き.....?」
嘘だろうと思った。
きっと何かの見間違いなんだと思った。
俺は傷付きたくなくて、必死に考える事から逃げようとした。
......でも、あれは間違いなくまーくんと陽樹だった。
「.....っ」
思わず俺は、その場に座り込みたくなった。
どうしようもない、行き場のない気持ちに駆られた。
でも、ばれてしまったら嫌だと思って、ひたすら走った。
学校を飛び出して、熱くなった目頭を押さえつけて、今日は家に帰らないんだと考えた。
「っぅ、....っふぇ、...ひっ、...ぅ....」
.....どうして泣いてなんかいるんだろう。
がんばってがんばって、我慢してるのに、後から後から涙は溢れてきた。
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