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今更
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恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい。
こんな事言っちゃって、陽樹に引かれたりしてない.....よな....?
どきんどきん、って心臓が煩くて、でも、それは陽樹もだった。
「.........お前は、どうなの」
耳元にかかる陽樹の吐息が、くすぐったかった。
......それ、今更聞くことなの。
「........したいに、決まってるじゃん、...ばか陽樹......」
普段なら絶対に言わない様な事を言った。
陽樹は、ふっ て笑って、俺も。って言ってくれた。
嬉しくて嬉しくて、恥ずかしいのに陽樹の顔を見た。
......わ.......何だよ、その顔はぁ......!!!
そんな、そんな大事な物みたいに見られちゃったら、もっと好きになっちゃうだろ....。
「........好き」
俺の気持ちが伝わったみたいに、陽樹が言ってくれた。
ぎゅぅぅ、って、心が縮んだ気がした。
こういうのを、幸せって言うんだ。
.....そう。今までとは、違う。
ちゃんと、お互いを好き合ってるから、大丈夫。
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