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何なの
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「.....ったく........まじ何なんだこいつは...」
俺の腕の中ですやすやと気持ち良さそうな寝息を立てる日向をみつめ、思わず呟いた。
.....ほんと、いきなり消えるわいきなり泣くわいきなり甘えるわで......散々振り回されたぞ、今日は....。
...てか、何で今日怒ってたんだ...?
結局聞けず仕舞いだったな。
明日ちゃんと聞けると良いけど。
「.......勘違い、でもしてたのか、バカ。」
だとしたら、コイツはほんとにバカだなぁと思う。
あんなにもちゃんと定期的に抱いて、優しくしてんのに(意地悪)、俺が他の誰かを好きだと思うか、普通。
なんか、真南斗の事言ってたけど、そんな事言ったら俺だって日向の好きな奴真南斗なんじゃねぇかって心配した時、何回あると思ってんだか.....。
「......ばかだな....」
それでもコイツが好きで、可愛くてしょうがなくて、優しく抱き締める。
........ぁー、コイツ良い匂いする。
なんか....太陽みたいな?
暖かい匂い的な?
.....ま、名前が日向だもんな。
俺よりも低い座高に合わせて、深く首筋に顔を埋めた。そうしてると、日向がくすぐったそうに声を上げる。
それでも起きないから、すげぇ奴だよなぁと独りで笑う。
「.........、ぁ、」
そのままぼーっとしてると、良い事を思いついてしまった。
「.....起きんなよー」
聞こえてるはずもないけど、日向の耳に口着けて言う。
つぅ、っと首筋まで唇を這わせ、柔らかな肌にゆっくりと噛みついた。
「...っ、ん、.....ぅ??」
少し痛そうな声はあげてたけど、やっぱ起きないから安心。
「......んっ、」
数秒たって唇を放すと、真っ赤な跡が付いていた。
......ふーん、以外と簡単に付くもんなんだな。(陽樹が上手なだけ)
っか、結構いいな、これ。
俺のもんって感じがすげぇするわ。
するするっとそこを撫でると、気持ち良さそうに、くすぐったそうに擦り寄ってきた。
「ん.....っ、はる、きぃ.....」
ぁぁあー、くっそ。
可愛いなばか。名前呼びながら幸せそうに笑うのとかずりぃ。犯罪だろ。
「.....お前のせいで眠れねぇよ」
ぐしゃぐしゃと髪をなで、文句を言う。
そんな事言った所でコイツは起きる様なタマじゃねぇから、腕をほどいてゆっくり横たわらせようと思った。.....が。
「...ん、ゃ、.....んーん、....はるき....ぎゅ...」
........ん“ん“!?
な、....まじこいつは!何なの起きてんの!?
わざとなの!?何でせっかく腕をほどいたのにいやいやって抱き着いてくんの!?
俺死にそうなんだけど....。
俺だって好きな奴こんな可愛くなってたら冷静装えねぇから....。
「....ぁー、っくそ......ばか日向。」
これじゃ拉致があかねぇな、と思い、抱き締めたままゆっくりと寝転がった。
.....よし、寝てるな。
はぁ、やっと寝れるわ。まじ許さねぇこいつ。
「....あんま、...可愛くしすぎんなアホ...」
そう呟いて軽くキスを落とすと、俺も深い眠りに落ちた。
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