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おはよ
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.....んー、そろそろ起きてもいいか...?
いい加減寝た振り疲れたし。
これ以上日向に抱き着かれてたら俺がやべえし。
「......ん、....」
俺はわざとらしく寝起きの様な声を出して目を開けた。
「ぁ、....陽樹......?」
「........はよ、」
「お、はよう....」
目を擦りながらおはようと言えば、照れた様に笑いながら返してきた。
「.....お前、ずっと俺にくっついてたの?」
そんな事は知ってるけど、わざと聞いてやった。
「ぁ、....いやっ、ちがくて、これは.....」
そう言うと、慌てふためきながら誤魔化そうとする。その顔に出てんのなんとかしねぇと意味無いと思うけど。
「は、誤魔化すなって。バレバレだから」
そんなのが可愛くて、離れようとするアホな弟をもう一度抱き寄せた。
「な、何でバレバレなんだし....」
「お前の事は何でもわかんだよ。」
「な......っ」
かーっと耳まで赤くしている日向を見て笑う。ほんと、何でも顔に出ちまうんから、そりゃ何でも分かる。
「......かわいーから大丈夫」
ちゅ、と真っ赤な耳にキスをして囁く。
ひゃ、って声を漏らした後にめっちゃ睨んできた日向に、“腹減った、起きようぜ“と告げると、素直に頷いたみたいだった。
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