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「っ~!!おいし~!!」
秋人の心配は必要なかったようで、サイカは初めて食べるアイスの美味しさに大喜びをしている。
「秋人~!これ凄く美味しいよ!」
本当に気にいったのか普段は大人らしい落ち着きを持っているサイカが両手をばたつかせながら興奮ぎみにはしゃいでいた。
「あははっ!サイカさんてば、はしゃぎすぎですよ!笑
そんなに気にいってもらえたなら買ってきて良かったです!」
嬉しさに自然と笑みがこぼれる。
「秋人………。」
急に静かになったサイカに秋人も自然と同じようになる。
「はい…??」
「僕のためにありがとう。凄く嬉かった。」
サイカは、花が咲いたようにふわりと微笑み、秋人の顔を両手で包んだ。さっきまでアイスを持っていたその手は、少し冷たい。
サイカのあまりの美しさに秋人は顔に熱が集中するのをかんじた。
同時に心臓がドキドキと脈をうち、きゅうきゅうと締め付けられるような感覚におちいる。
初めての感覚に秋人は自分の身体はおかしいのでは?と戸惑ってしまう。
これはいったい…?
いくら考えても原因がわからないまま
秋人はサイカにドキドキし続けたのであった。
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