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「そうですかぁ?俺はそうは思いません。葛城さんはあんな感じの人だけど、俺は彼の素敵な部分も知っていますし、尊敬しています。多分、貴女よりも俺は知ってるつもりです」
阿川はそう言って彼女にそう言い返すと、然り気無く葛城の方に目を向けた。彼のその言葉に心臓が一瞬ドキッとなった。そして無言で座っていた椅子から立ちあがると、葛城は書類を持って自分の席を離れた。そしてそのままコピー室へと向かった――。
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