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皆が連れてこられたのは、舞台袖らしき場所。こちらもやはり薄暗く、辺りが見えにくい。
その場に着くと男達は連れてきた人間の身包みを剥がす。次いで、皆が着せられたのは服というにはあまりにも薄い布切れのようなもので、下着のように秘部を隠すことも出来ず、横からは完全に見えてしまうものだった。全員がそれに着替えさせられると、先程からの不安と恐怖が一気に増す。
これから一体何が起こるのだろうか、決して良い方向には流れないと理解しつつも、現実から目を背けようと必死になる。直後、薄暗さから一転する。先に映ったのは舞台。そこには、仮面をつけた司会者と思しき男ががマイクを片手に立つ。
そして、静かな場所を一掃するかのように大きな声で開始の合図を告げる。
「皆様!!大変長らくお待たせ致しました!!
只今より、ショーを開催したいと思います!」
男がそう告げると、客席から盛大な拍手と歓声が響き渡る。客席には、高級そうな1人用のソファに仮面をつけた老若男女が大勢、嬉々としてショーの開始の合図を受け入れた。
「それでは、まず1人目!!
24歳フリーター154㎝スリーサイズ上から順に82/60/85 男性経験5回の非処女、鈴木里華!」
司会者が発したのは個人情報、そして普通ならばありえない性経験についても明かされた。名前を呼ばれると、黒服の男が女性を1人舞台の中心に連れ出す。名前を呼ばれた女性である。
女性は先程まで恐怖で震えていたが、司会者の言葉に驚きと羞恥、恐怖といった感情が一気に溢れ出し、叫び逃げ出そうとする。しかし、逃げることなど出来ず最も簡単に押さえつけられてしまう。
「元気が良いことでー、しかし暴れないでくださいねー!それでは、大人しくしてもらうためにも…早速あれをお願いします!」
司会者の対応から、そういった行動をされることは慣れているということが伺える。そして、司会者が黒服の男に視線を向けると、注射器を持った男は迷わず女性の体に打つ。何を打たれたか分からない恐怖から、女性はガクガクと体を大きく震わせる。
その光景をみた瞬間、捕らえられている者達はただただ呆然とするのだった。
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