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俺を居間に連れていき、抱き上げたまま右京様は座った
「...あの、降ろしてくれないんですか....?」
「....降ろしませんよ。何か食べますか?」
「....大丈夫です。」
3人とも怖かった。
右京様が少し体勢を変えるだけで俺は怯えた
「....優、何にそんなに怯えてるんです?」
俺は右京様の上から降りようと思ったが腕を掴まれた
「.....右京様、離してください....」
「.....質問に答えてください」
「.....俺なんかに構わないでください....血をもらえなくても生きていけます....だから、もう俺の存在なんて忘れてください...」
言い終わった後には床にしゃがんでいた
「....うっ......」
こんな時に吸血衝動.....
俺は右京様の手を振りほどいた
「....すいません....放っておいてください。」
俺は少し離れた
「....優.....?」
不審に思った右京様は俺に近づいた
「....大丈夫っです.......」
「衝動ですか?」
俺はその場から逃げようと思い後ろを向いた
その瞬間になにかにぶつかってしまった
前にも一度あった.....
これは楓様.....
「.....楓様.....」
俺は後ずさりした。
このままじゃ逃げれない.....
咄嗟に刃物で自分の手を刺した
二人とも驚いた顔をしていた
「....優、なにしてるんだ!?」
「...衝動を抑えたつもりですか!?」
「......もう.....耐えれそうにないんです.....」
床に倒れ込んだ。意識はあるのに、体が動かない
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