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新しい日常
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飲み終わると、楓様の胸板の方に体を傾けた
「....優?どうした?」
「.....久しぶりに飲んだので....」
「...いくらでも頼っていいから」
「...じゃあ少し、このままでお願いします...」
「...あぁ、お望み通りに」
数分もたれていると、襖が開いた
「....優....妬けますね。」
俺はびっくりして起きあがった
「...右京様.....」
「......優」
そう言って俺の頬に触れた
「....怖い?」
「...少し。」
「そうですか...」
悲しげな顔になり、おでこにキスを落とした
「...少しづつ、慣れてください。怖がらせてしまったのは謝ります。」
「...はい。少しづつ慣れます」
心からの言葉だった。
右京様は笑顔になった
すごく綺麗な笑顔でこんな人が俺のことを.....
「...2人だけじゃないからな。」
襖の方へ視線を向けると秦様がいた
「.....抜けがけも良いところだな。」
「心外ですね。誤解を解いただけですよ?」
「....右京の"誤解を解いた"は信用ならん。」
「...そんなに疑わなくても何もしてませんよ?」
「....まあいい。そろそろ寝るぞ。優、疲れただろう?」
「...あ、はい....あの、俺は下でいいので。ゆっくり寝てください。」
「....妻をそんなところで寝かせるわけないでしょう。こっちに来なさい。」
拒むと怒ってしまいそうなので、その言葉に従った
「右京様は......暖かいんですね......」
「....右京、当然のように優を自分の横で寝かせているけど、今日だけだからね。」
「.....お固い人ですね。もういいから寝なさい。」
この日はグッスリ眠ることができた
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