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「優、お前が卒業したらお披露目するよ」
「え?」
「私達の妻としてね」
「....本当に俺でいいんですか?」
「ダメだったらどうするんです?」
「それはっ......」
「冗談ですよ。私達はもう別れることはできませんよ」
「....どういうことですか....?」
「夫婦の絆は解いてしまうと、消滅するんです。4人ともね。」
「.....え....?」
「鬼の一族にとって、裏切りは死に値するのです」
「....なんで....俺なんかと.....」
「....優、お前は間違っていますよ。俺なんか…ではありません。優だからです」
「.....どうして俺を....選んだんですか...?」
「約束だからです。」
「そんなことだけでっ......」
「いいえ、違いますよ。三年前になります…私達、3人はある少年を見たんです…卒業式なのに目には光がなく何かを背負ったように歩いていく少年に同時に惹かれたんです」
誰のことを言っているのかすぐわかった
「....あの時は、失って間もなかったので...」
「....それでも、こうして光が灯せるようになった。それで満足ですよ。」
「右京」
「なんですか?」
「お披露目会は華夜に任せるよ」
「はい、お願いします」
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