アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
廣瀬side ※生ぬるい性描写有り
-
「・・・あぁ」
苦しいってそっちか。
俺に触れて欲しくて『苦しい』んだ?
すっかり勃ち上がったソレをからかい半分指先でツンツン弾いてみる・・・
と、涙目でジトーッとこっちを見上げた海がうぅぅぅと唸り声を発しながら縋り着いてくる。
こりゃ、かなりの重症だ。
「ごめんごめん」
必死で俺にしがみ着くことでどうにか座っていられる状態の海をほんの少し引き剥がし、下腹部で天を仰ぐ幼い分身を手のひらで包み込んでやる。
「─────は・・ぁッ・・・!!」
触れた瞬間ピクンと手の中で身震いし、すぐにぬめった液が先端からじわりと滲んだ。
イタズラ心で初めて触れたあの時から何も変わらないウブな反応は、きっとこの先ずっと変わることがないだろう。
俺の手だけをただひたすらに恋い焦がれまだ他の誰も触れたことのない秘密の場所は、薄汚れた男の欲望とはかけ離れ何故か神聖な物にすら見えた。
「今気持ちよくしてやるから」
その言葉に海は小さく頭を揺らし、俺にしがみつく手により一層力が籠もった。
「・・・けどおまえ、俺以外の奴にはこんな事させるなよ?」
「……こんな…こと…?」
「そう・・・こんな事」
柔らく包み込んだ手のひらをゆっくり上下させ丁寧に幼い欲望を引き出していく。
俺の手の動きに合わせ薄い肩をビクビクと揺らしていた海の頭が何を思ったか突然激しく振られた。
「………やんちゃ坊主くん……なるの…廣瀬さんだけ……廣瀬さん…だけ…です」
「・・・よし、いい子だ」
ご褒美とばかりに額にそっと口付けてやると海は震えるように何度も小さく繰り返し頷いた。
それは俺のつまらない、
だけど切実な独占欲。
この甘ったるい香りも、手の中の感触も、切なげに洩れる熱い吐息も、
全て俺だけが知っている海の一部。
・・・絶対に他の誰にも渡さない。
片手で細い腰を捉え片手で甘い蜜を垂らす小さな果実を扱きながら、ゆっくりと海の内部に飲み込まれた杭を打ち付ける。
「・・・あッ・・・あぁ・・・あぁ・・ッッ・・・」
逃げる腰をしっかりと固定し突き上げる度、真っ赤に熟れた唇からは悲痛とも嬌声とも取れる艶やかな声が零れた。
2人繋がった部分からどんどん俺の内部を海が浸食し朦朧とする頭の中で、
もっともっと1つになりたいとそれだけをただひたすらに願い、貪欲に腰を揺らし続ける。
手の中の海の分身は、もういつ果ててもおかしくないくらい硬く猛っていた。
ダラダラと流れた蜜が手を濡らし、潤滑油となったそれを塗り込めながら激しく扱けば、海は熱に浮かされたようにイヤイヤと首を振る。
「・・・ひろせ・・さっ・・だめ・・だめぇ・・・」
体の最奥を激しく突かれ、同時に猛った分身をキツく扱かれ、止むことのない目眩く快感にどうしていいのか分からず俺に縋り着く海。
そんな海の腰を捉え、夢中で中を貪る俺。
全身の毛穴が開き、そこから海の全てを吸い尽くす勢いで一心不乱に腰を振る。
激しく揺さぶられ、海の湿った髪が俺の肌に貼り付くけど、そんな事すら気にならない程すでに余裕を失っていた。
「・・・あ・・・ッ・・あぁ・・・あッ・・・・」
内壁のある一点を猛った芯の尖端が掠めた瞬間、不意にビクンビクンと体を震わせしがみついていた海の一切の動きが止まった。
「・・・う・・・ッンン・・・」
艶めかしい声音ですぐにその意味を知る。
「・・・ここか?ここがいいんだ?」
「…違っ…びりびり……びりびり…ヤッ……」
イヤイヤと首を振る海は、華奢な体をビクビクと揺らしながら圧倒的な快感にただただ戸惑うばかりだ。
「海、泣くなよ。
俺とセックスすんの嫌じゃねーだろ?」
一際熱の籠もった目尻に唇を寄せれば案の定、そこは微かに湿っていた。
しょっぱい雫を舌先でぺろっと拭っただけでも海は可哀想なほど大きく肩を震わせる。
「…いや…違う……いや…違う……」
次々と襲い来る快感に震えているのか、俺の問いかけに首を振っているのかさえももう分からない。
「もう出そう?」
一瞬目が合うと恥ずかしそうにコクンと小さな頭が動く。
今更恥ずかしがるような事かよ・・・なんてツッコミは海には無意味か。
何たってこいつはそんじょそこらの照れ屋とはワケが違う。
この先俺の手で何100回何1000回と射精を繰り返そうときっとこいつが絶頂を迎えるその間際には、
快楽の渦に飲み込まれながらも真っ赤に頬を染め、
だけどほんの少し罪悪感を含んだ熱の籠もった瞳で俺を見つめるんだ。
俺以外の誰も知らない海のあられもない姿を想像しただけで、体と心が同時に沸点を迎えた時のように武者震いした。
「いいよ、出して。我慢しないで全部出しな」
「……ひろせさん…いっしょ…?」
「・・・しょうがねーな・・・一緒にイクか」
前髪ごと熱い額に口付けると小さな体がこれ以上ないほど強くしがみついてきた。
片手で柔らかな尻をしっかりと支え、もう片方の手でいきり勃った幼い芯を握り一気に扱き始める。
「・・・う・・はぁ・・ッ!!」
真っ赤な唇から洩れた熱い吐息をキスで捉え、奮い立った熱芯で海の奥を貪りながら、
体だけじゃなく心だけじゃなく・・・海の全てが欲しくて欲しくてたまらなくなっていた。
細い腰を揺さぶるたび合わさった唇から甘い悲鳴が洩れ、そんな些細な反応すら俺の欲望を駆り立てていく。
狂ったようにガンガンと貫くごとに飛ぶ汗の飛沫は、俺のものなのか海のものなのか・・・或いは俺たち2人のものなのかも、それすらもう分からない。
唇で繋がって、
体の中心で繋がって、
汗すらも1つに混ざり合って、
それでもまだ何かが足りなくて・・・
俺は躍起になって海を貪っていた。
「・・・あっ・・・あっ・・・んんっ・・・・・・」
絡みつく熱い内壁のたまらない感触に、俺自身の絶頂もすぐ側まできていることを感じた。
「・・・はぁあ・・・ゥン・・・ッ・・だ・・・め・・・うみに・・・聞こえちゃ・・・」
キスから逃れ枕元に転がった巨大なぬいぐるみをチラっと気にしながら海が苦しそうに首を振る。
・・・正確にはそれは俺のTシャツに埋もれた巨大ぬいぐるみらしき膨らみ・・・。
『…えっちなこと…うみに…見られちゃう……?』
服を脱がせ一糸纏わぬ白い肌に俄然ヤル気満々だった俺…
だけど、いざコトを始める段階になって駄々っ子が突然言い出した為、誤魔化し半分自分が脱ぎ捨てた服をぬいぐるみに俺が被せてやっていた。
『どーだ、これなら見えないだろ?』と。
子供だましみたいなそんな行動でも、うちの純粋仔猫は大層安心したように頷いたのだった。
「ダメだぞ海。
さっきおまえにこんな事していいのは俺だけだって約束したよな?」
コクコクと首が揺れるのを確認してから続ける。
「・・・だったらこの声も誰にも聞かせるなよ」
熱く甘い、とろけるように切ない悲鳴。
恥じらいながらも思わず洩れるその声をこの世でたった1人、俺だけが聞くことを許されているんだ。
誰にも触らせない、誰にも見せない、誰にも聞かせない・・・俺だけが知っている海。
燃えさかる独占欲に身を任せ、俺は一心不乱に猛った杭を海の奥深くへと打ち付け続けた。
「・・・あっ・・・ゥン・・・ンン・・・」
嗚咽にも似た声を脳の奥で捉えながら、俺たちはピッタリ重なったまま頂上目指し一気に駆け上っていく。
「・・・ろせさ・・・ひろせさ・・・っ!!!」
汗で滑る首筋に必死に縋り着き、吐息混じりに海が俺を呼ぶ。
海の体を思いやる余裕も当に失った俺は何度となく頷き返すのがやっとで、勢いを増す腰の動きを止めることは出来ない。
「あっ・・・あっ・・・あっ・・・・・」
悲痛な叫びと共に激しく体が揺さぶられた拍子に、それぞれの胸にぶら下がっていた指輪がカチンカチンと小さな音を立てぶつかり合った。
幾度となく高音を響かせてはぶつかり合う反動で、徐々に2本のチェーンが絡まり合い…やがて1本の捻れた鎖へと変化していく。
もどかしい程不器用に絡まり合いだけど確実に1つに交わったそれは、
まるで俺たち2人その物だ。
いくらピタリと肌を合わせ体の奥深くで繋がり互いの熱や唾液全てを絡ませ合ったって、俺たちは完全に1つにはなれないから。
だからこそ、よけいこの瞬間だけは離れたくないと切に願い頂上目指し駆け上がっていく。
「・・・うみ・・・うみ・・・」
うわごとのように繰り返し、紅く色づく唇を噛むように塞いだ。
「────ンッンンン・・・」
喉の奥からくぐもった声が聞こえ、小さな体がぶるっと身震いしたと同時に俺の手のひらをドロッとした感触が包み込む。
その瞬間俺を咥え込んでいた内壁に俺自身もキツく締め付けられ、後を追うように海の奥深くに熱い精を吐き出した。
─────あぁ・・・いっそ今この瞬間に世界中がぶっ壊れねーかな。
海とのセックスが終わるたびに幾度となく繰り返し思ってきたことを、
まだ熱の冷めない頭の隅っこで俺はこっそりと考えていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
27 / 29