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ここはどこ?
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見えない階段を降りたそこには
緑「砂漠・・・か?」
広大な砂漠が広がっていた。
高「なんか見たことある気がするんだよなぁ・・・」
どこか物憂げな高尾は周辺を見渡しながら呟く。
高「はなみゃーさんは知ってる?」
花「・・・俺の境遇を知ってて言ってんのか?」
高「・・・サーセン・・・」
花「大体、こういうのは火神か黛が知ってるだろ。」
火「・・・花宮さんも俺の境遇知ってて言ってんすか。」
花「わりぃ・・・」
黛「俺も・・・見たことはある気がするけどな。」
黒「中央砂漠、ですね。」
全「うおぉ?!」
むくり、と火神の背中から起き上がった黒子が顔を出す。
黒「いい加減下ろしてください、火神くん。」
火「あ、あぁ、わりぃ・・・」
火神の背中から降りた黒子は、花宮の持つ金属器を手に取った。
黒「まったく・・・本当に君たちは・・・」
そっと、金属器たちに触れ、それを身につける。
高「あは・・・ここはいい思い出あんまないなぁ・・・」
灰「そうだな・・・」
赤「深くは詮索しないが、ここからどうするんだい?」
紫「そうだよー・・・こんなとこいたら熱中症とかで倒れちゃうんじゃねー?」
黒「そうですね・・・ここが中央砂漠なら、チーシャンという小さなオアシス都市か北天山という黄牙族の村が近くにあるはずです。隊商(キャラバン)が通るのを待つか、歩いて向かうか、ですね。待つと言っても、ここに隊商(キャラバン)が通ることはあまりないと聞きましたが・・・」
黄「完全に歩く以外の道が無いじゃないっスか!!」
淡々と告げられる砂漠でのサバイバルに黄瀬が悲鳴を上げる。
青「歩くのかよ・・・メンドクセーな・・・」
緑「歩く以外の手段がないなら仕方が無いのだよ。歩け。」
黒「しかし、この格好では目立ちますね・・・」
赤「仕方が無いだろう・・・この髪色は全員生まれつきだ。」
高「あー・・・髪色は別にこっちでは珍しくねぇよ。テッちゃんの国の何人かは赤髪だし、どっかの国の王様は紫の髪だしな!w」
紫「んじゃ、何が目立つのー?」
黛「この服だよ。露出狂みたいな格好がこっちでは普通なんだ。こんな服、目立つだろうな。」
火「露出狂言うな!!」
灰「あー・・・どっかで買うしかねぇだろ。」
黄「ええ!?魔法で出してくれないんスか?!」
花「んな魔法ねぇよ!ばァか!!」
暑さと見えない町のせいか、各々がイライラし始めたその時。
?「おおおーい!!!何やってんだー??!」
遠くから馬の足音と、高い女の子の声が響いた。
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