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「死にたくない? 」
涙を指で拭いながら、抑揚も無く圭が訊いてくる。
声を奪われた未玖は何度も頷くが、薄く笑みを浮かべた圭は何も言わずに立ち上がった。
「やれ」
その一言で、一人の男がロープの反対端を持ち、それをゆっくりと見せつけるように引き下げる。
同時に首が苦しくなり、少しでも寿命を引き延ばしたくて、未玖は立ち上がろうとするが、膝がガタガタ震えてしまい、ろくに力が入らなかった。
「想像以上にヘタレだな」
すると、急に弱まった首の圧迫と、呆れたような圭の声。舎弟たちの嘲笑の声もどこか遠くから聞こえてくる。
「未玖、脚開けよ」
腰を抜かして座り込んでいる未玖の膝をつま先でつつき、圭がそう命じてきたから一も二もなく脚を開くと、無防備に垂れ下がったペニスをじわじわと踏みつけられた。
「んっ、んうっ!」
「自分が漏らしたの、気付いてるのか? 」
痛みに呻いて視線を落とせば涙の幕の向こう側、座り込んでいる自分の周りが濡れているのが見て取れる。そして、そこからゆっくり視線を上げると、自分のペニスを踏みつけながら、
「そんな簡単に殺してやる訳ないだろ」
酷薄な笑みを唇に浮かべ圭が冷たく告げてきた。
そこからが、未玖にとって本当の地獄の始まりで―― 。
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