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もともと、倫理観の薄い性格ゆえに、誘われて嫌悪感がなければ誰とでもセックスしたが、それは女性相手であって男に掘られる勇気もなく―― 。
―― だって、痛そうだし、それに…… 。
万一それが気持ち善かったりした日には、自分がどうなってしまうか怖かった。倫理観はあまりないくせに、男としてのプライドみたいなものはしっかりと持っていたから、女のように抱こうとしてくる圭とのことを、考えるのが余計に怖かったのだ。
「勃ってきた」
淡々と紡がれる言葉。そして、ペニスから後孔へと移動してくる彼の指先。
「んっ…… んうっ」
「未玖が嫌なら、オーラルでも構わなかった。まあ、いつかは抱くつもりだったが…… 」
堅く閉ざされた肛門を、トントンと指の腹で叩かれ、無意識のうちに未玖は不自由な体を捩って逃げようとした。
「ん…… んぐぅっ!」
すると、嗜めるように舎弟の一人が胸の尖りを捻り上げ、同時に敏感な亀頭の部分を他の舎弟に掌で強く擦られる。
もう、気持ちがいいのか痛いかすら分からなくなりそうだった。
「散々我慢したけど、オトコに手ぇ出しちゃダメだろ」
「ぐ、うぅっ」
滑り気のない後孔へと、コンドームを纏った指が二本同時に挿し入れられ、痛みと恐怖に涙を流すが、もちろん止めてなどもらえない。
まさか、こんなに彼を怒らせているとは思ってもいなかった。なにせ、二人きりでいる時ですらほとんど会話も無かったから、無理に付き合って貰ったという引け目も相まって、本心を尋ねることもできないままにここまできたのだ。
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