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俺には兄弟がいる。
兄が2人で俺が末っ子だ。
長男の陽斗(ヒロト)はもう社会人で会社の跡取り
次男の利仁(リヒト)は高校1年で俺の一つ上
俺は志良(シロウ)中学3年だ。
長男と次男の名前と俺の名前の違いは最近聞かされた。
「お前が四条宮という名前に囚われず
一人の人間として生きていってほしいからだ。」
その言葉を聞いて俺は愛されてるんだなと感じた。
親には迷惑かけないと固く決めた。
ならなぜ『emptiness』に入ったのかはいつか話そうと思っている。
俺は『emptiness』の副総長。
総長の豹が名付けてくれた絶狼(ゼロ)という名で
呼ばれている。
総長と俺だけはお互いの本名を知っている。
このグループ全員は変装をしてバレないように
影で活動するグループだったがとある抗争で
名が浮上し始めた。
それと同時に変な噂さえ流れていた。
だが最強の信頼関係で繋がっている俺達には
どんなデマが流れても誰1人信じる者などいなかった。
話が逸れてしまったが簡単に言えば
俺はこのままでよかった。
高校は行かないつもりでいた。
学校へ行けば俺の容姿にちやほやと寄ってくる者
嫉妬して罵倒してくる者
怯えて逃げる者...学校に居る理由などなかった。
だけどまぁ...俺が尊敬する総長に言われてしまえば
そんなの全部我慢できる。
と、その時の俺は思っていた。
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