アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
05/白菊慎side
-
「オカマ...?」
一瞬思考が停止した。
怒ればいいの...?と頭を悩ませながら
いつものポーカーフェイスを作った。
「す、すま...ない。」
すると彼は悲しそうな、悔しそうな表情をしながら
謝った。
彼はいつになれば僕の目を見てしゃべってくれるのか・・・。
失礼だろうけれど、どさくさに紛れて名前で呼ばさせていただきます。
「いえいえ、志良様のこと少しばかり分かりました。」
「...?」
褒められることに慣れていない、ツンデレ?
まぁ、そんなところでしょうか。
とても可愛らしい性格をしている、ネコにしか人気が出なさそうだが
内面を知ってしまえばネコもタチに変わってしまうかもしれない。
なんて恐ろしいことを考えながらも刻々と迫る時間に少しばかり
焦りながらも微笑んだ。
「車で送らせて頂くのですが、乗っている間に
こちらに着替えて下さい。それとこのマニュアルを読んでおいて下さい。」
持っていた袋の中には制服と本、それを手渡し
彼はハテナを浮かべながら中身を確認し、不安な表情を見せた。
「大丈夫ですよ、リムジンですから」
「...............お....ぉ」
ああ、本当に可愛らしい方にであった。
白菊慎side.END
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 23