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「理事長にまず会う予定でしたが入学式を優先しないと
いけませんのでこのまま会場へ向かいます。」
わかったと頷くと秘書は時計を見て
「あと五分なので走りますよッ。」
「・・・、わかった。」
あと五分だと、くそ・・・遅れることも想定に入れてから
迎えにくるもんじゃねぇのかよっ。。。。
全速力で走る俺に置いていかれる秘書。
「は、はやいっ、まって・・・いや、先に行ってて大丈夫ですっ!」
「・・・ああ、わかった。」
少し、だけ喋り方が安定した。
本を取り出し学園マップを見た。
会場・・・ここからそう遠くはないか。。。
だがこれだと校舎に入れば近道できる。
土足も悪いので靴を脱ぎ校舎へ入って
まっすぐな廊下を進む、校舎には誰もない。
あたりまえだ会場に全員集まってんだから。
校舎を出て靴を履き会場へと向かう。
「・・・なんだここドームかよ...。」
大きすぎる、野球やサッカーいろんな運動できそうじゃねぇか。。。
重い扉を開き入る。
すると全員の視線が俺に集まった。
冷や汗が垂れる、それと同時に
「「「きゃぁあああああぁぁぁ」」」
「誰なんだろうあの人っかっこいいっっ」
「抱かれたいっっ」
甲高い男とは思えない声が俺の耳を劈いた。
うるせぇ・・・男の声かよこれ。。。
目の前には大きな壇上があり複数の生徒が何か
スピーチしているところだった。
思いっきり邪魔をしてしまった。
申し訳ない気持ちに
「チッ....。」
舌打ちをして辺りを見回す
俺の入るクラスなんて知らされてねぇ・・・。
どうすりゃぁいいんだ...。
「七瀬志良、1-S。君はこちらに来てください。」
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