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・名前を呼ぶ (1/5)
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オイラにはちゃんと苗字と名前があるのだが仲間内では平仮名で"あきら"と呼ばれてる。
そもそも平仮名の呼びが定着しちゃってるから今更言ってもしょうがないと言うか別に不満はないんだけど時たま本来の自分の名前を誰かに読んで貰いたい衝動がなくもない。
「って訳で、たまには名前で呼ばれたいんだよね…。」
「ふーん…。でもさ…俺にそれを求めるの可笑しくない?」
「しょうがないじゃないスか本当は一般人のお兄さんが来るはずが何故かその先輩さんが来たんだし」
「そりゃ、あの子が敵対勢力の同業者しかも幹部に位置する奴と一緒にいるとこ見られたら巻き込まれるでしょう。と言うか今現在まさに巻き込まれてるよな」
そう言って襲いかかってきた相手を避けて思いっきり蹴りつけるその人は喧嘩慣れをした一般人にしか見えないだろう
しかし自分と話すこの人は一般人のバイト先にいる先輩だが実は海外の同業者だったりする
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