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もしも・・・⑨-2(パロです)
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(リクエスト、前回の続きになります。お目を通して頂きまして、本当にありがとうございました。リクエストを色々と聞かせて頂ける…とても有り難く受け止めています。皆様、本当に本当に感謝致します)
大和×颯です。(エロ有りです)
数ヵ月ぶりのデート。
会えなかった時間の溢れる想い。
触れる指先さえも、キュンと胸高鳴る。
「ぅおーっ!眺め、最高やなぁっ!!」
大都会、ど真ん中。
高く聳え立つ摩天楼からの眺めに、大和は目を輝かす。
大きな窓から見える、光の街。
眼下に隠れるどんな犯罪も、今だけはこの美しき夜景にかき消される。
時刻は、早くも午後8時。
1日なんて、あっという間だった。
結局、映画はろくに覚えていない。
大和が、颯を離さなかったから。
そして、二人でお茶をし、沢山喋り沢山笑ってショッピングをしながら、夜はパスタとピザを食べた。
本当に、ごくありふれた普通のデート。
でもそれが、どれ程幸せな事か。
颯に会えなかった間、仲間を失い、血を見る戦いをした。
普通なんて言葉、とてもじゃないが口にも出来なかった。
「本当に、綺麗………………」
「……………………な?」
だから、今日は奮発した。
最後のシメは、この辺りで一番のホテル。
一番のスウィートルーム。
隣で自分の手を握り、キラキラと嬉しそうに瞳を輝かせる恋人に、これの眺めを見せてやりたかったから。
「うん……………………」
純粋に喜んでくれる、無垢な様。
白い肌を赤く染め、表情豊かに綻ばす。
どんだけ天使!
もう、可愛過ぎて頭の中は、アレの事しか浮かばねぇ!!
「あかん……………俺、今最低な妄想しか出来てへん」
「最低って…………………あ、んっ…や……」
夜景をバックに、今日(多分)ウン十回目のチュー。
颯の背中をソッと引き寄せ、ゆっくり服の下を攻め入る思春期のはち切れんばかりの欲求。
部屋の電気を消し、月明かりだけに照らされた戸惑う姿の胸擽る愛しさ。
ギシ……………………
「シャ………………シャワー浴びたいかも………汗、かいてるし……」
「そんなん待てるか……………心配せんでも、お前の汗なんか蜂蜜みたいに甘い…………」
「ぁ…………あ……………」
大和は颯をベッドへ押し倒し、そのいたいけな身体を愛撫する。
ゆっくりと滑る、唇。
細い首筋をひと度撫でれば、小さな声が漏れ、大和に反応するように、肩はピクッと動く。
「可愛い……………」
「やっ…………大和……は…ぁ」
可愛い。
嬉しそうに囁いて、大和は慣れた手つきで釦を一つずつ外していった。
このいやらしい瞬間が、たまらない。
露になる眩しい身体。
弾けるように晒されたキメの細かな肌に、一際目を奪うぷっくり立ち上がった乳首。
淡いピンク色のそれが悶える度に揺れて、攻める男なら誰だって欲情を抑えられないだろう。
間違いなく、それの一人が自分だ。
颯の背中へ手を回すと、大和はたっぷりの涎と共に思い切りしゃぶりついた。
「あっ…………ぁあ…!」
思わずシーツを握りしめる、震えた手。
それが愛しくて、自らの手をそこへ重ねる大和の溢れる想い。
「やべ……………なんや、めっちゃ興奮する………」
若いって、一直線。
「んっ…………ぁ…あっ………やま………とっ」
今までの我慢が、爆発。
身体をくねらせる颯の腰を引き寄せ、大和はパンツの中へと手を忍ばせた。
「なんか、お前が男や言うん忘れそ………………起ってるん触ると、男やなって」
「なっ…………も………ひゃ…あん………っ」
こんなに美人なのに、下半身は固くなってる。
僅かに頬を膨らませた颯を見下ろしながら、クスッと微笑む大和の指先は、既にその先っぽを捉えてた。
ヌルッとした感触と、熱く反り上がる颯のモノ。
「早よ、挿れたい……………」
「はぁぁっ…………大和……ぉ……っ」
自分に感じるそれが、身体中の興奮をより高める。
大和は、手際よく颯からパンツや下着を剥ぎ取り、眼下に映るそれに顔を近付けた。
「颯…………………お前が、欲し…………」
「あっ…………は…あっ…んん……っ………駄目…汚な……」
焦る颯を尻目に、握りしめた男根を根元から舐め上げる舌触り。
しかも、その先は、大和の指がねちっこい糸を垂らして、グリグリ弄ってる。
ジュル……………………
「ぁん…………んっ…やぁ…………あぁ…ぁっ」
背中が浮き上がり、無意識に身体は悦びを表す。
自分だって、待っていた。
ずっと、こうされたかったのだ。
颯は足先をシーツへ立て、大和のフェラに腰をくねらせた。
「気持ちええ?颯………………ついでにココも、解したるからな………………」
「やっ……………や…まと…………っ」
ヒップの溝を、流れる指。
開かれた足にキスをし、大和は優しく行き着いた窪みをまさぐった。
ただ、久し振りの受け身。
指一本が、痛かった。
「い………………ん…っ!!」
「颯…………………大丈夫か…っ」
たまらず歯を食いしばる颯に、心配そうに顔を覗き込む、大和。
「だっ……………だ、大丈………夫……大丈夫だか……ら……大和も、挿れ…………て」
そんな大和へ目を向け、颯は必死に痛みに耐えた。
目からはホロホロと涙が溢れても、身体は大和を欲してる。
また、いつ会えなくなるかわからないから。
待っている間のなんとも空虚な時間。
長くて、長くて、寂しかった。
だから、愛されたい。
愛されたい。
颯は大和の身体にしがみつき、自分からキスをせがんで見せた。
「そ……………………」
「好き………………大和、好きだよ………」
重なる唇に、深い想いを知る。
まだまだ子供だが、気持ちは誰にも負けない。
互いの身体に腕を絡ませ、重なる熱の恋しき感覚。
「ほな、俺はその百万倍……………お前が、好きや」
「あっ……んぁあっ………ああっ!」
瞬間、グイッと押し上げた腰は、大切な恋人の肉体を攻め立てた。
頭が真っ白になるような、衝撃。
痛みと快感の間でもがく刺激に、颯は気を失いそうになる。
「は…………ぅああぁっ…凄………ひ…ふ………ぁっ」
「くっ………締め過ぎ…………颯…っ」
「あ……んっ…ぁ……だっ…て……大和の……苦し………」
それでも、足は大和の腰へ回り、徐々に擦れる心地好さに身体は浸ってく。
奥深くを突いてくる、みなぎる強さ。
これが、自分の愛した人だ。
この力強さが好きで、どんどん気持ちは溺れてしまう。
「はぁっ………ぁん…んっ……いぃっ…………大和っ、離さないで……………ずっと…ずっと離さないでっ」
すがるように願う、切なる言葉。
先の長い極道人生。
大和の将来に不安がないと言えば、嘘になる。
今日くらいは、ありったけの想いで甘えたい。
「離すか……………これからも、絶対に離さへんよ」
そうして、大和もそれを受け止める。
初めて本気になった人。
自分が変われる程の恋をした。
今は未熟だが、幸せにすると誓ったんだ。
「一生……………一生、側におるから…………」
一生。
長い夜。
燃え上がる心に歯止めはなく。
数ヵ月振りのデートは、終わらない夜を迎える。
(皆様、お付き合い下さり、本当にありがとうございました。そして、遅くなってしまいまして、大変申し訳ありませんでした。LOVEシーンは毎回ズルズル長くなり、どこで止めようかと悩みます(下手なんですね(--;))また、折角再開した『+』これからもちょくちょく本編にはない話を入れられたらと思います)
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